簿記に出てくる試算表について

簿記の流れは、一般的に、「取引→仕訳→元帳転記→試算表作成→財務諸表作成」の順です。
試算表というのは、その中間ですが、もともと借方には資産と費用が、貸方には負債と純資産と収益が配置されるように決められています。

簿記を勉強していくには、その借方、貸方に配置される勘定科目について知っておかなければいけないのです。
資産っていうのは、起業にとってプラスとなる財産のことをいいます。
例えば、あなたの財布に入っている現金は資産です。
さらに銀行の通帳に入っている預金も資産です。
あなたが友人にお金を貸しているとしたら、それも実は資産になるのです。
こういう、いつでも直ぐに現金化できるので、資産は資産でも“流動資産”といいます。
あなたの家や土地や家の中にあるテレビ、冷蔵庫、洗濯機なども資産なのです。
これらはなかなか現金化することはできない資産なので“固定資産”といいます。



そして負債っていうのは、マイナスとなる財産です。
例えば、住宅ローンを組んだり、車も借金して買ったりしたら、これは負債になります。
ということは、住宅は資産であり、住宅ローンは負債ってことです。

2,000万円の家を住宅ローン1,500万円で組んだら、自己資金が500万あるってことになりますよね。
この自己資金が企業では資本金っていうのです。
つまり、純資産は資産と負債の差額のことをいい、収益というのは売上などの収入で得るお金のことをいうのです。

ただ、売上と言ってもいろいろあって、物品販売であれば“商品売上”というのが基本です。
製品販売なら製品売上、建設業であれば完成工事高、請負業であれば請負収入、サービス業であればサービス料収入や顧問料収入、不動産賃貸業であれば家賃収入といろいろあるのです。
業種によって違いますが、最終的な損益計算書には“売上高”に一本化するといいでしょう。
科目の性格を知り、厳格に適用しなければならないと思う人もいますが、基本的には自由な科目設定でいいのです。

企業にマッチする科目名にするほうが、経営管理には役に立つのですね。
試算表は、合計試算表、残高試算表、合計残高試算表とあり、それぞれ仕訳と勘定記入の的確性や適正性を検証する役割があるのです。

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